この記事の目次
はじめに
2016年の1月の成功銘柄として川崎汽船<9107>をご紹介致します。
川崎汽船は2015年の12月中旬頃から取引をしていました。
その時はA局面入りして10カ月間下げていて日経平均が下げている時にも川崎汽船は
「陽線がち」でしたので買い玉を入れました。
※「陽線がち」とはロウソク足を塊で見た時、陽線が多く連続で陽線が出現
20日線の下でロウソク足が生活していたのに20日線の上で生活するようになり5日線に沿って
60日線へトライしていく所を買い玉でとっていきました。
60日線を抜けたのが12月28日、29日はコマ、30日は陰線でしたが60日線で止まっていたので
そのまま年越しホールドしました。
がしかし・・・
皆さんもご存知の通り年初1月4日から株価は暴落しました。
私の建玉は0-7でした。完全な買いのみ…
実は今回の成功銘柄の川崎汽船のお話しは買い玉を持っていたけれど「暴落」で利益を取った話になります。
株式投資で負けている方にお話しを伺うと下記のようなことを言われます。
・損切りが出来ない
・持っていたら上がるかも
・株価が値頃感だから買おう
※この判断では投資ではなく、ギャンブルです。
株式投資はチャートが全てです!
チャートを見て売り・買いの判断をしましょう!
では、買い玉を持っていた私がなぜ暴落で利益を取れたのか?
心の動きつきでご説明致します。
エントリー・手仕舞いポイント
エントリーポイントを下記画像にて説明致します。
※画像をクリックすると拡大表示されます。
まずは12月中旬からの説明を致します。
赤○の箇所が20日線の下でロウソク足が生活していた箇所です。
赤○②が中旬で「陽線がち」だった箇所になります。
※生活という表現はロウソク足が滞在しているという事です。
青○が20日線の上でロウソク足が生活する日数が多くなっていて
私が買い玉を入れた箇所です。
※画像をクリックして拡大して見て頂けると幸いです。
買い玉を入れたあと60日線へトライして抜けて3日間60日線の上で生活し
3日目に陰線で60日線で下げ止まった。とこの時は思いました。
心の動き あーなったらこうなる=戦略を立てる
12月30日に陰線でしたが私が買い玉を手仕舞いしなかった理由はこうです。
1.60日線の上と260円の節目で止まっていたので翌日陽線で返したら上がる可能性があるから
2.60日線の下から買い玉を持っていたのでプラスだった。
30日の段階では上記のように買い目線でしたが、当然違う戦略も想定しています。
その戦略が下記になります。
3.60日線の上と260円の節目で止まっていたが翌日60日線を陰線で割ってきたら
ドテン売りをしようと考えていました。
※ドテンとは(利食い、損切りにかかわらず)買い方から売り方(売り方から買い方)
にポジションをひっくり返すこと。
結果、1月4日年初から日経平均の暴落につられて川崎汽船も下がりました。
チャートの縮尺を拡大してご説明致します。
赤線がエントリーポイント、青線が手仕舞いポイントになります。
注目してほしいポイントは青線と赤線が同日に入っている1月4日になります。
戦略で話しているポイントになります。
本来は買い目線でしたが、1月4日の陰線により2日連続陰線でが60日線を跨いだ陰線は鉄板の下げになりますので、
ドテン売りしました。7-0となります。1月4日に255円で7000株売り
ここ重要です!私自身大きく学びになりました!
つまり、、、
ロウソク足1本によって「チャートの上げ・下げの形」が変わることを学びました!
こうゆう学びはとても重要、今後の戦略に追加出来るからです。
手仕舞いした理由
さて、それでは手仕舞いの戦略ですね。
1.20日線で下げ止まったら手仕舞い・抜けたら売り継続
2.前の安値で下げ止まったら手仕舞い・抜けたら売り追加して売り継続
3.220円の節目で下げ止まって横ばいになったら手仕舞い
4.陽線が出たら手仕舞い
戦略1だと思って眺めていると、大陰線ですんなりと抜けてしまいましたので「売り継続」
次に止まるポイントとしては、戦略2の「前の安値」緑の線が引いてある所ですね。
どうなるかと眺めていると、ここもすんなりと陰線で抜けてしまいましたので「売り継続」
本来なら戦略通り「追加の売り」を入れる所なんですが、同時期に残りの資金を全てイオン<8267>に
投入しておりましたので追加の売りを出来ずにそのまま継続して眺めていました。
次は220円の節目に近づいてきましたので戦略3が意識されますね。
眺めていますと翌日コマで横並びになりましたのでここで手仕舞いしました。
1月13日に225円で売り手仕舞い
どれだけ利益になったのか?
1月4日に株価255円で空売り7,000株
手仕舞い日、1月13日の株価225円=30円
7-0の売り玉の利益:30円X7,000=210,000円
210,000円の利益になります。
7日間で+210,000円の利益になりました!
(※税金考慮しておりません)
どれだけ投資金額が必要か?
255円で7,000株の売り玉=1,785,000円
1月は運用資金1,100,000がありました。
信用取引で3.3倍すると3,630,000円運用出来ることになります。
同時期にイオン<8267>に売り玉900株=1,691,100円いれていましたので
ほぼ信用枠いっぱいに売り玉を入れておりました。笑
(良い子は信用パンパンでやらないでくださいね。)
まとめ
川崎汽船のトレードでは本当に大きな学びがありました。
それは、、、
「自分の持っている玉に合わせたトレードをするのではなく、
チャートに合わせたトレードする。」
ということ。
どうゆうことか?
これはほとんどの人が当てはまることなので重要ですよ!
今回は買い玉を持っていて利益が出ている所からスタートしたので
思考が勝手に買い目線になっていました。
重要なのでもう一度言います。
「思考が勝手に買い目線」
これなんです!
買いでも売りでも玉を持っているほうに思考が勝手にいいように解釈してしまう。。。
気をつけてほしいこと。
「相場師朗先生」がよく講義でお話し頂くことです。
「全てはチャート通りに」
「知っている事と出来ることは違う」
練習で出来ても本番は出来ないとはまさにこのことですね。
「知っていること」を「出来る事にする」のが技術!
※この話は重要なので今度記事にしますね。